“再生”というキーワードで不動産投資を考える
2015/09/04
- これからの日本に必要なビジネス
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
こんなセールストークの不動産物件を見かけたら、皆さんはどう思いますか?
・築35年以上
・ゴミ屋敷
・誰も手を出さない・・・ちょっと引いてしまいますよね。
わたしたちの会社は不動産と建築の業界。
仕事を始めた頃は、こういう物件は扱いたくない物件でした。
でも、ゴミをためたまま退去された部屋の対処をしたり、管理が行き届かなかった物件を処理していく中で、様々な再生するためのノウハウが構築されていきました。
今では
・ボロボロ
・ゴミだらけ
・築古この言葉は嫌いではないです。
なぜなら、“再生”というキーワードで考えると、これからの日本に必要なビジネスになり得るかもしれないのですから。
- 「コスパリフォーム」というスパイスを
「企業再生」「再生エネルギー」「リサイクル」
みんなトレンドですよね。
今の時代に合った、社会的意義の大きいものと捉えることもできます。
古くてぼろぼろの見た目だったとしても、相場より安く仕入れることができ、テコ入れすれば光るかもしれない!という物件であれば、悪くないかもしれません。でも、こういう物件を普通にリフォームするのではなく、
【コスパリフォーム】というスパイスが大事です。
【コスパリフォーム】とは、コストパフォーマンスの高いリフォームをするということです。
しかし、やり過ぎは禁物です。事業費用が大きくなりすぎるからです。
やること・やらないことのメリハリ、これが大事なんですね。
例えば…
広さ60㎡くらいの2DK物件、150万円。
築40年程度で、お世辞にもキレイとは言えない物件でした。
そこにリフォームを150万円くらいかけて、貸し出しました。
初期投資額が約300万円
家賃は33,000円/月。
年間賃料は約39万円。単純利回りは13.2%です。
これなら投資額も小さいので、自己資金も少なくて良いですし、
高金利のローンを組まなくてはならないような“無理な計画”でもない!と言えるかもしれません。
- 賃貸にして収入を得ながら、チャンスを伺う
このような物件は、マイホームとして購入希望者がいれば売却も可能です。
賃貸にして収入を得ながら、チャンスがあれば転売をする。
売れなくてもキャッシュフローが回るので、
利回りの低いワンルームマンションや、
高金利でないと資金調達ができないような無理をした集合住宅投資よりも
良い結果が得られるかもしれませんね。
堅実でリスクが低い、戸建再生投資。
ボロボロだから、古いから入居がつかない・・・とスルーするのではなく、
地方にこういうチャンスもある!ということを頭の片隅に取っておいてくださいね。
この記事は2015年9月4日に公開した記事に加筆したものです。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
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戸建再生投資2015/09/04