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投資は常に未来に向かっている─投資を成功させる“未来志向”について

2017/08/25

投資とは、未来に向かうもの

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

投資に必要な知識は、さまざまなものがありますが、今日は絶対に欠かせない“未来志向”の考え方についてお話します。

 

投資とは「未来の資産を増やすために今の資産を使うこと」ですから、「将来、何が必要とされるか」を常に考えておくことが大切です。

 

どんな未来がやってきて、人々の生活がどう変わり、そのために何が必要とされるか、ということをイメージするのです。先見性を持ち、時代の変化を見抜くことができれば、資産拡大のチャンスを掴むことができます。

 

エネルギー投資などは、その最たるものですね。投資は常に未来に向かっている、というのを覚えておいてください。

投資の潮時を見極める

「将来、必要とされるもの」があれば、「将来、必要とされないもの」も出てきます。ですが、過去すぐれた実績があるものほど、手放すのは惜しいもの。投資の辞め時を見極めるのは大変です。人間誰しも変化は怖い。けれども将来不要になるとわかったものに投資してはいけません。資産を守るためには、未来のいい面だけでなくマイナス面も見据えることが大切です。

 

たとえば、写真のフィルムメーカー。デジタルカメラやスマートフォンの台頭で写真のフィルム販売会社は、ビジネスモデルの転換を迫られました。

 

かつて写真のカラーフィルムは世界でたった4社しか製造できなかった商品でした。4社が市場を独占し、旨味のある商売だったわけです。

 

なかでも、アメリカのコダックは世界で初めてロールフィルムとカラーフィルムを開発し、その特許もあり、写真フィルム業界のトップに君臨していました。そのコダックに迫る勢いだったのが富士フィルムです。

 

写真フィルム市場のピークは2000年。売上高が最高になりましたが、同時にその後10年間で写真フィルムの市場が10分の1に減少することが予想されました。

 

結果として、コダックは2012年に経営破綻。

 

一方の富士フィルムは、2000年に1兆4403億円だった売上高を、2012年には2兆2147億円と、1.5倍に伸ばしています。

 

この違いは、なぜ生まれたのでしょうか?

 

2000年当時、富士フィルムは、売り上げの6割、利益の3分の2を写真フィルムで稼いでいます。この市場がほとんどなくなると予想されたのですから、会社の屋台骨が揺らぐ大変な危機ですね。

 

この時、富士フィルムは自社の技術の棚卸しを行い、新規事業を立ち上げました。たとえば、今も好調な化粧品。写真フィルムの色褪せ防止のための抗酸化技術は、肌の老化防止のためにも使えます。また、写真フィルムはそもそもコラーゲンでできています。こうした技術を元にアンチエイジング化粧品として「アスタリフト」を開発しました。コア技術は変えずに、売る商品を変えたのです。

 

反対にコダックは、市場が変化することはわかっていたのに、強みだった写真フィルムの製造からビジネスを転換することができませんでした。過去の栄光にあぐらをかいてしまったのかもしれません。未来を見据えて行動するとは、難しいものですね。

必要とされ続ける会社には「変化対応力」がある

投資先に選びたいのは、環境が変化しても常に利益を出していける会社です。

 

どの企業でもビジネスモデルの転換を迫られる時はあります。その時に明暗をわけるのは「変化対応力」。富士フィルムのように変化に対応できる力があれば、企業は存続することができます。

 

企業の「変化対応力」を見分ける指標の1つは、新製品の開発力。

 

たとえば、創業130年の製薬会社のジョンソンアンドジョンソンでは、長期間にわたって新製品(過去5年間に上市した製品)が売り上げの25%を占めています。これは、同社が常に社会の変化を捉え新しいことに挑戦している証です。だからこそ、130年にわたり、必要とされる会社であり続けることができたのでしょう。

 

社会の未来に敏感でいなければ、いい投資はできません。

 

そのためには、日々アンテナを張って企業や市場、技術革新、大衆の気分がどう変わるかなどについて勉強が必要になるでしょう。

 

自分の頭で考え、未来をイメージすることも大切です。

 

大変かもしれませんが、これができれば投資だけでなく、自分のキャリアを築く上でも役に立つはずです。

 

投資を通じて未来を考え、自分の未来もつくっていけるようになるのです。

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

2017/08/25

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