バレンタインデーは「自分がチョコレートを楽しむイベント」に変化した?
2016/02/12
- 「自分チョコ」という新しい文化
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
バレンタインデーの前にデパートに行くと、
美味しそうなチョコレートがいっぱいで、目移りしますね。
普段見かけない、珍しいチョコレートが並んでいることも多くて、ついつい買いたくなってしまいます。昨年、2015年のバレンタインデーの経済効果は、約1080億円だそうです。
バレンタインデーだからと言って、世間が大騒ぎしなくなったようにも見えますが、
年々、バレンタインデーの経済効果は上昇しているのだとか。
高級チョコレート専門店が増えたことも、その理由のひとつになっているようですが、
「自分チョコ」と言われる、普段はあまり買えない高級チョコレートを自分へのご褒美に買う人が増えたことが、経済効果上昇の要因にもなっているようです。
プランタン銀座の「2016年版バレンタインデーに関する女性意識調査結果」によると、今年「自分チョコ」を用意すると回答した人は、58%だそう。
「自分チョコ」は、バレンタインデーの新しい慣習として定着しつつあるのかもしれません。
- 女性が男性にチョコレートを贈るのは、そもそも日本独自の文化
もともと、バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈るのは、日本独自の文化。
欧米では「愛を確かめ合う日」として定着しているイベントです。実は、日本のチョコレートメーカーが仕掛けて、女性が男性にチョコレートを贈る風習が根付いたのだということも、広く知られるようになりました。
こういった背景を知り、バレンタインデーにチョコレートを贈るのは馬鹿馬鹿しい慣習だと感じて、一度はバレンタイン離れをした人たちも、日本独自の文化として、自分スタイルで再びバレンタインデーを楽しみはじめたのかもしれませんね。
- 義理チョコ文化が復活? その理由は
前述のプランタン銀座の調査によると、今年は「義理チョコ」の予算、準備個数が過去最高値となったとか。「本命以外の男性に日ごろの感謝を込めてチョコを贈る日本特有の義理チョコ文化が復活した」との見解もあるようです。
日本にはもともと、お中元やお歳暮など、お世話になった人に贈り物をする文化があります。
「義理チョコ」にもそういった意味があると考えれば、ものすごく日本らしい文化だと言えるのかもしれません。
義理チョコという言い方が長く定着していますが、その真意は「お礼チョコ」だと考えれば、義理チョコをもっと楽しめそうですね。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
2016/02/12