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GPIFがオルタナティブ資産の運用機関を公募のニュース。そもそもオルタナティブ投資って何?

2017/04/24

GPIFがオルタナティブ資産に投資する運用機関を公募

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

破綻が危惧され、国民の間には諦めムードさえ漂う日本の年金制度。その年金を運用しているのが、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)です。

 

今年3月には、昨年の10~12月期に、2001年に自主運用を始めて以来、四半期ベースで過去最高の黒字となっていたことが報告されました。

 

そのGPIFが、4月11日、インフラや不動産といったオルタナティブ資産(代替資産)に投資する運用機関の公募を始めたというニュースがありました。

 

株式や債券などと値動きが連動しにくい資産での運用を増やして、安定的に収益を拡大する態勢を整えることが狙いとされています。

 

GPIFが運用機関を公募するということは、今後「オルタナティブ投資」を強化するつもりだということですよね。

 

今回は「オルタナティブ投資」について知っておきましょう。

オルタナティブ投資って何?

「オルタナティブ投資」という言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。

 

まずは「alternative」という言葉の意味を、英辞郎で見てみましょう。

 

  1. 別の可能性、取って代わるもの、代替手段[案]
  2. 選択肢、オプション
  3. 〔二つのものの〕選択の可能性、選択すべき状況

 

…となっています。

 

オルタナティブ投資は「代替投資」とも言われます。

 

投資の世界では、株式(上場銘柄)や債券などの伝統的な資産とは異なる資産への投資をオルタナティブ投資と言い、具体的には未公開株式やヘッジファンド、コモディティ(現物、先物)、不動産などが投資対象に挙げられます。

 

最近では、個人投資家の間でも、金(GOLD)やプラチナの投資に人気が集まっていますね。

 

一般に、金は不況や有事に強いと言われます。

 

イギリスのEU脱退や世界各地で起きている紛争やテロなど、世界経済への不安が募る中、世界情勢の変化に強く、価値が安定している金は、保有資産を守るために購入される傾向があります。

 

このような、株式や債券などとの価格の連動性の低い投資商品を分散投資の対象として選び、リスクを分散しながらリターンの向上を図るのが、オルタナティブ投資の狙いです。

個人投資家が学ぶべきポイントは?

これから投資を始めてみようという人、貯蓄の代わりに投資を取り入れてみようと考え始めたという人など、投資初心者にとっては、オルタナティブ投資なんて、まだまだ縁遠く感じるかもしれませんね。

 

ですが、投資商品は、それぞれ異なった性質を持っていると知っておくこと、そして「分散投資」という考え方を知っていることは、投資を行ううえで、とても大切なのです。

 

中でも、オルタナティブ投資は、価格の連動性の低い運用対象に投資をすることで、リスク分散効果を期待するものだということだけは覚えておきましょう。

 

自然に知識を増やしていくには、普段から投資に関係のありそうなニュースにはアンテナをはっておいて、わからない言葉や知らないことがあったら調べてみるようにすると良いですね。

 

分散投資については、以下の記事もぜひご覧になってみてください。

 

関連記事:「卵は一つのカゴに盛るな」分散投資のススメ

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

2017/04/24

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