なぜお金の話がタブーなのか?お金の出口を考えれば先入観は変えられる!
2017/04/17
- お金と政治、宗教の話はタブーだと言うけれど?
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
日本には、お金と政治、宗教の話はタブーだという観念を持っている人がまだまだ多いようですね。
宗教に関しては、これまでに世界中で何度も争いの種となってきた歴史がありますから、日本に限らず、特に難しいのかもしれません。
誰もが違った考えを持っていて当たり前だと認めて、尊重する。
そういった意識をみんなが持てば、きっと変わっていくのでしょうが、サバイバルのために競争をしている状況下では、意識を変えることは難しいのでしょう。
だからこそ、みんなが豊かで、心にも金銭的にも余裕があることは大切なのですね。
誰もが心身ともに豊かで、社会がもっともっと良くなるようにオープンに話をできる。
いつかそんな日が来るように、まずはお金についてオープンに話せるようになっていきたいですね。
- あなたの持っているお金のイメージは、あなたの育った環境が作ったもの
あなたは「お金」について、どんなイメージを持っていますか?
お金の話をタブーだと思う人は、おそらく親の世代から聞かされた「お金持ちは汚い」とか「はしたない」「品がない」といった観念を、いくらかは自分のものとして持ち続けているのかもれません。
また、サバイバルをしている状況においては、お金を「取られる」ことに、不安や恐れが大きいでしょうから、持っていると知られたくない、そのために口に出すのはタブーだと思っているかもしれませんね。
お金について、多くの人は「たくさん欲しい、だけど…」と、否定と肯定の入り混じった感情を持っているのではないでしょうか?
だけど、苦労しないと手に入らないんでしょ?
だけど、お金持ちは結局悪いことをしてるんでしょ?
だけど、楽して儲けたらバチが当たるんでしょ?
だけど、お金よりももっと大切なことが…
だけど、だけど、、、。
どうでしょう? 思い当たるところがありませんか?
どうしてそう思ったのでしょう?
子どもの頃に、親や大人たちに、そう言われたのではないでしょうか?
- お金の出口から、改めてお金を考えてみる
視点を変えて、お金の出口をみてみましょう。
自分や家族のために使う。
将来のために貯める、投資する。
そして、世の中のために使う。
どれをとっても悪いことはありませんね。
それなのに、なぜお金が悪者のようになってしまったのでしょう?
強いて言えば、お金が無くなる不安からお金を貯め込んでいるとしたら「独り占めしている、悪どい!」となるかもしれません。
実際のところ、その「お金の循環の滞り」がなければ、そしてそれによって富が偏らなければ、世界中の人が十分に豊かに暮らしていけるとも言われています。
- 寄付をするアメリカ人、貯めるのが好きな日本人
お金は、個人の暮らしのためだけでなく、世の中を良くするためにも使われます。
例えば、寄付。お金に余裕がある人がするものだと思っていませんか?
わたしたち日本人は平均して、一年間にいくらぐらい寄付をしているのでしょう?
藤野英人さんの『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)によると、日本人の成人男子の一年間の平均寄付額は、たったの2500円で、対してアメリカ人は平均13万円も寄付をしているのだそうです。
ビル・ゲイツのような億万長者が莫大な寄付をして、全体の数字を引き上げているからじゃないの?と思いましたか?
いいえ。この金額は、そういう一部の大金持ちを除いた一般のアメリカ人が寄付をしている平均額なのだそうです。
アメリカでは、成功した人は、寄付をしたり慈善事業をしたりして、社会に還元する文化があります。
そうして社会に貢献しているから、一般に、お金持ちは尊敬されています。
では、日本のお金持ちはどうでしょうか?
お金の話をタブー視してきた風潮のせいか、匿名の寄付が話題になることはあっても、有名なお金持ちが寄付をしたという話は、大きな災害の時ぐらいにしか聞かないように思います。
こんなところにも環境の影響がみえますね。
- 嫌味なく、お金が好きだと言えるようになる
お金の話をタブー視する風潮は環境がつくりあげたもので、お金自体が悪いものではないことはわかってきたのではないでしょうか?
大切なのは、お金をどう使うかです。
お金持ちになるための第一歩は、お金を好きになること、お金に関するポジティブな価値観を持つことだと言います。
もしも、 お金についてネガティブな価値観を持っているとしたら、本当にその考えは真実なのか、いま一度、考えてみてください。
そして、その価値観を持ち続けたいかどうか、自分に聞いてみてください。
よいですか、お金持ちへの道は、お金を好きになることからですよ!
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
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