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変化する、お金に対する考え方。これからの時代はどうなっていく?

2016/07/09

金兌換(きんだかん)制度から管理通貨制度へ

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

第二次世界大戦後、米ドル金為替本位制を中心としたIMF体制(ブレトン・ウッズ体制)が創設されて、金本位制で世界各国の紙幣は発行されていました。

 

つまり、お金(紙幣)というものは、金の保有量に裏付けされて発行されるもの(金兌換制度)だったのです。

 

しかし、1971年8月のいわゆるニクソン・ショック以降は金と米ドルの兌換が停止され、その後、各国はなし崩し的に金本位制を離脱する形となりました。

 

その後は、管理通貨制度という名のもと、確実な担保のない紙幣が世界中を大量に流通するようになりました。

 

今では、コンピューター(IT技術)の発達もあり、本来市中に出回るべき紙幣の総量よりも、圧倒的に大きな金額の「お金」がコンピューター・ネットワーク上だけでやり取りされています。

なぜ原価20円の紙切れを1万円として受け取るのか?

「譲渡可能な信用という社会的な技術こそが、基本的な力であり、マネーの原始概念なのである」

 

こう語ったのは、気鋭のエコノミストと言われるフェリックス・マーティンですが、まさにその通りではないでしょうか?

(参照:「21世紀の貨幣論」フェリックス・マーティン著 東洋経済新報社)

 

印刷の原価は20円と言われる日本銀行券「1万円札」を、なぜ私たちは、1万円の価値があるものとして受け取っているのでしょうか?

 

これは、日本という国に対しての信頼・信用があるからです。

 

別の言い方をすれば、価値の受け渡しのために、人々の信用を「国という仕組み(紙幣)」を使って介しているとも言えます。

 

国という大きな仕組みを利用するからこそ、それには潰れない(だろう)安心感があり、原価20円の紙切れを「1万円」として利用している訳です。

 

だけど、やはり大きな仕組みを利用するには、運用コストがかかっています。

 

私たちは負担している税金というのは、この仕組みの運用コストと言ってもいいでしょう。

シェアする時代が浸透すると

これからの世の中は、「シェアする」という考えが浸透していくでしょう。

 

仮想通貨というものが現れ、それが流通するようにもなってきています。

 

インターネットの劇的な発達はとどまることを知らず、スマートフォンで手元に情報を常に持てる時代。

 

自分の持つ知識、時間というものが、紙幣という媒体を介さずに交換出来る時代になっていくのではないでしょうか?

 

その地域だけで流通している地域通貨の例も、その一連の流れではありますが、今後は、仮想通貨がその役割を果たしていくのかもしれませんね。

 

そうなってくると、金融機関などを介することもなくなる。

自分のお金を引き出す時、手数料を支払うこともあるかと思いますが、この手数料という仕組みがなくなる日もやってくるかもしれません。

感謝が対価となる時代にもなりえる。

この対価を交換する方法は、もしかしたら、その人とハグすることかもしれません。

ひょっとしたら、Facebookの「いいね!」かも知れません。

 

感謝が対価になる。

 

この基本に返った時に、手数料を中間搾取するビジネスモデルが通用しない時代が来るのではないでしょうか?

 

それが現実となれば、新しく時代が来るでしょう。

 

「お金」の為に人が動くのではなく、「感謝」の為に行動する。

 

そもそも人間の社会的活動とはこういうモノなのかも知れません。

 

多くの人々が、誰かの幸せのために働く、これこそ古くて新しい時代なのでしょう。

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

2016/07/09

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