わずか数年で加盟店2000以上に!フランチャイズ王ダン・ドワイヤー氏のつくった10のルール
2016/05/23
- 個人が自分のやりたいことをして生きる時代に大切なもの
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
「新しい経済の基本単位は、会社ではなく、個人になる」
(「Eランス経済の夜明け」ハーバード・ビジネス・レビューより)
これは、1998年にマサチューセッツ工科大学のトーマス・マローン教授がハーバード・ビジネス・レビューに発表した論文からの引用です。
人生を会社に委ね、会社に言われるがままに生きる時代は終わり、個人が自分のやりたいことをして生きる時代に変わってきています。
会社に所属していたとしても、それは個人と会社がパートナーシップを結ぶようなもの。これまでの従属するような働き方ではなくなってくるでしょうね。
どんな仕事をするにしても、自分のやりたいことをするのだからこそ、自分の価値観、こだわりを持つことは、より一層大切になってくるでしょう。それこそが、「自分」というブランドを育てる核となるものだからです。
裸一貫からわずか数年で巨大な国際フランチャイズ組織を築き上げ、3つのサービス業界に、2000以上のフランチャイズ加盟店を抱えるようになったことで知られる、ダン・ドワイヤーという人物がいます。
彼の成功の要因は、早い時期から、自らの価値観に基づいたビジネスのルールをつくっていたことだと言われています。
では、そのダン・ドワイヤー氏がつくったルールが、どんなものだったのかを見てみましょう。
- ダン・ドワイヤー氏の作った10のルール
- お客様、地域社会、仕事仲間相互に貢献する
- 日々感謝の気持ちで、消極的な気持ちを寄せ付けない
- 成功は、明確で協力的、建設的な判断の結果もたらされる
- ビジネスがうまくいくようあらゆる面で自己研鑽し、日々立場を確立し直す
- 経営者は、従業員がきちんと仕事をするよう追求し、誰に対しても親切、公平、率直、確固たる態度で接する
- 問題には、冷静に対応し、そこから学んで成長する
- 神は私たちが成功するようにこの世に作られた。超自然の力で勝利へと導かれていることを悟り、やましいことなく成功し、日々の成功におごらず、神への願いへの誓いを守る
- 誰でも未知の可能性を秘めている。人の潜在能力を引き出す手助けをすることで、自分の持てる可能性に一歩ずつ近づくことになる
- 誠実であることで人生に一貫性が備わる。
- 自由競争を通じて国に貢献する。機会を求めるよう常に人を引き付けることで、その信念を示す
(出典:「究極のマーケティングプラン」ダン・S・ケネディ著 東洋経済新報社)
- 自分の価値観、こだわりを持つことの大切さ
ドワイヤー氏がこのルールを思いついたのは、ビジネスを始めたばかりの頃。当時の彼は、トラック一台の小さなガレージで仕事をしながら、耳を傾けてくれるごく少数の人に「年間一億ドルを売り上げる企業を立ち上げてみせる」と話していたのだそうです。
こういった価値観を持ち、いつもぶれずに前を向いていたからこそ、短期間で大きな成長を遂げることが可能になったのでしょう。
もしこれを読んでいるあなたが、立派な社訓や、有名な経営者の言葉を読んで、
「どうせ、大企業だからできることだろう」とか「自分とは違う」などと感じるならば、ドワイヤー氏が小さなガレージでこのルールをつくったことを、思い出してください。
自分のやりたいことを仕事にしたい。そう思うなら、ダン・ドワイヤー氏にならって、自分が大切にしている価値観や理想を書き出してみてはどうでしょうか。
それが、大きな成功への第一歩になるかもしれませんね!
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
2016/05/23