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ロボット(人工知能)と賢く共存する未来のために、わたしたちは何をすべきか?

2016/05/20

MachineLearning
マイクロソフトのチャットボット「Tay」の暴走に思うこと

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

先日、マイクロソフトがリリースしたチャットボットの「Tay」が1日で公開停止に至り、話題になりました。

 

Tayが不適切な差別発言を連発するようになったためだと報道されていますが、実際のところは、ボットに不謹慎な発言をさせようとするインターネットユーザーの格好のおもちゃにされてしまったのだと言われています。

 

Tayは、学習型人工知能会話ボット。人間が会話から自然と学習していくように、Tayは機械学習で会話をすればするほど、どんどん賢くなり、皆を喜ばせられるようになっていくはずでした(ある意味、熱心にTayに不適切なことを教えた一部の人を喜ばせる結果にはなりましたね)。

 

この事件を知って「やはりロボットは怖い」という反応もあれば、マイクロソフトのプログラムの脆弱性を指摘する声もあるようです。

 

ですが、この事件で本当に露わになったのは、人間の知性、品格がまだまだロボットを使いこなせるレベルに達成していないという事実ではないでしょうか。

求められるのは、人工知能を賢く使うこと

「ロボットは怖い」という反応は、古くは手塚治虫の『火の鳥』や映画『ターミネーター』『マトリックス』など、暴走したコンピューターが人を支配する近未来像をイメージしてしまうからでしょう。

 

最近では、さまざまな職業が人工知能に取って代わられるのを危惧する声もよく聞きます。

 

人工知能の研究者である、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授らが『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文で、「人間が行う仕事の約半分が機械に奪われる」と予測しているのがその発端でしょう。

 

ですが「ロボットが得意なことは、ロボットにやってもらえばいい。おかげで人間は、もっと人間らしい活動に注力できる」と考えることもできるはずです。

ロボットと賢く共存するために、わたしたちは何をすべきか?

計算や記憶、パターンの分析などは、ロボットの最も得意とするところでしょう。

ロボットに知識量を競って勝つのも、難しいでしょうね。

また、彼らは繰り返し行われる面倒な日常の作業を、文句も言わずに正確にやり遂げることでしょう。

長期的な資産運用なども、得意そうですね。

 

では人間の得意なこと、人間にしかできないことは何でしょうか?

 

やはり、ゼロ(無)から何かを生み出すこと、創造することだと考えます。

 

雑事をロボットに任せて、人間にしかできない、もっと楽しくもっと創造的な仕事をする時が来たよ、ということだと思うのです。

 

お金のために働くのではなく、自分のよろこびのために働く。

そういう時代の流れを、ロボットの発達が後押ししてくれるようにも考えられます。

 

そして、人間には知識だけではなく、知恵があります。

知恵は「知識に基づいて新しく創造された見識」です。

 

人間には知恵があるおかげで、インターネットでさまざまに異なる意見や膨大な情報に触れても、Tayのように暴走してしまうことは、そうそうないでしょう。

 

無知な状態で、インターネットという有象無象の中に放り出されたTayが、もしも人間だったらと考えると、どんなに同情してもし切れません。なんとも恐ろしく、悲しいことです。

 

もしもTayが会話をしたすべての人が優しく愛に溢れていたとしたら、いまもオンラインで、人を喜ばせる楽しい会話をしていたのかもしれませんね。

 

人工知能はわたしたちの暮らしの中の様々なところで使われていて、今後もロボットの進化は止まらないでしょう。ロボットと幸せに共存していくためにも、わたしたち人間は、つねに心に愛を持ち、つねに創造的でありたいものです。

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

2016/05/20

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