ライフスタイルで変わる、住まいの形
2016/02/09
- 故郷で異なるライフスタイルを垣間見る
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
お正月には帰省された方も多いことでしょうね。
本当に故郷とは当たり前のようにあって、いつも優しく迎えてくれる。
なんと、ありがたい所なのかと帰省するたびに思います。
思わず深呼吸したくなる空気があって、独特な時間が流れている。
そして、見慣れた景色と変わらぬ笑顔に癒されます。
地元の友人との交流も帰省の楽しみのひとつですね。
都市で働いている人、地元で結婚をして家庭を持っている人、それぞれに違ったライフスタイルを垣間見る機会でもあります。
- 大きな農家に嫁いだ女性がコンパクトハウスを夢見る理由
とある大きな農家に嫁ぎ、義理のご両親様と同居して家業を手伝っている女性がいます。
子供達が独立して義理のご両親様と自分たち夫婦だけになり、寂しくなったと話していました。
住まいのある土地はとても広く、どこまでがその家の所有する土地なのか、嫁いだ彼女自身も未だに把握しきれないと言うほど。
その広大な土地に義理のご両親様が建てた大きな家は、掃除をするのが大変なうえ、古くなった住まいは使い勝手も悪いのだと嘆いていました。
「いつか使い勝手の良い、掃除をするのが楽なフローリングの平屋の1LDKに建て替えたい」というのが彼女の夢。
ご主人と二人暮らしであれば、それで十分だと言います。
贅沢な悩みに聞こえるかもしれませんが、暮らしにフィットする住まいこそ、住む人にとって一番よい住まいなのですよね。
- ライフスタイルが変われば、住まいの形も変わる
嫁いだ立場から、先祖代々の土地や義理のご両親様の建てた家をどうにかしたいと言うのは簡単ではないようですが、昔ながらの間取りや、義母の身長に合わせて作られたキッチンは、背の高い自分に合わずに腰が痛くなるなど、住まいへの不満が色々あるようでした。
コンパクトで使い勝手のいい家。
本当はこれで十分なのですよね。
広大な土地を遊ばせておくのが勿体無ければ、土地を有効活用するという手もありますね。
実際に、ドイツでは多くの農家がバイオマス発電に取り組んでいて、わたしたちの体に入る食物だけでなく、わたしたちが使用するエネルギーの担い手にもなっています。
時代に合った暮らし方があり、ライフスタイルが変われば、住まいの形も変わるもの。
「土地や家は代々受け継ぐもの」という考えから自由になって、自分たちに最良の住まいを選び、次の世代に負担をかけないような住まい方をする。
そうすれば、家が「本当の癒しの場所」になっていくのかもしれませんね。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
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