新常識!借地にマイホームを建てるメリット
2015/07/21
- 土地を「持つ」から「借りる」へ、発想を転換する
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
マイホームを購入する場合には「土地を購入する」のが今の日本では常識です。
しかし「マイホーム用地は借地で考える!」
これを新しい常識にはできないでしょうか?
フィットの代表の鈴江は、実際にマイホームを借地に建てています。
借りた土地の上に建物を建てているのです。
借地にマイホームを建てるというのは、日本では少ないですが海外ではたくさんの事例があります。
わたしたちは、この発想を日本にもっと広めたいと考えています。
これって、とっても賢い選択なんですよ。
車もブランドバッグも、「持つ」から「シェア」へと時代が変わりつつあります。
土地も同じように「持つ」から「借りる」という発想の転換も“あり”だと思うのです。
- 借地にマイホームを建てるメリットを数字で検証すると…
数字で検証してみましょう。
土地代金1,000万円の場合。
1,000万円を35年ローン・金利2%で返済した場合、総返済額は約1,400万円になります。
土地を所有すると固定資産税がかかりますので、購入額の約7割が評価額と考えると、
固定資産税評価×1.7%(都市計画税も含む概算)
=土地の年間税金は約12万円。
35年間で支払う固定資産税は、12万円×35年=420万円
つまり35年間に土地に支払うコストは
1,400万円+420万円=1,820万円です。
トータルで土地代金の1.82倍も払わなければなりません。
一方、借地の場合で考えてみます。
借地の場合、初期購入コストがかからないので0円。
固定資産税も所有していないのでかかりません。
支払うのは毎月の地代だけです。
地方借地の場合、平均相場でいうと、60坪で月15,000円。
年間で地代が18万円です。
35年間では、18万円×35年=630万円となります。
所有の場合の35年間コストは、1,820万円。
それが借地の場合だと、630万円。
差額は1,190万円です。
35年後に、同様の土地を1,190万円以下で買えるなら、
選択肢として借地の方が賢いと言えるのかもしれません。
- 借地の方が賢い買い物になる?
今後日本の人口が減っていくことを考えると、35年後の土地の価格は、今よりも値下がりする可能性が高いです。
つまり借地の方が、賢い買い物になる可能性が高いのです。
また借地の場合には毎月の返済負担も少なく、マイホーム購入にあてる自己資金も減らすことができます。使わずに済んだ現金を投資の運用資金に使えるので、投資機会を失うということもありません。
土地を所有するよりも、土地を借りる方が
キャッシュフローも潤沢になり、家計にも優しく、自分が本当にやりたいことができるようになるかもしれませんね。
この記事は2015年8月7日に公開した記事に加筆したものです。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
2015/07/21