韓国が再生可能エネルギーへの転換を宣言。再生可能エネルギーへのシフトは加速するか?
2017/07/03
- 韓国が再生可能エネルギーへの転換で「脱原発」を宣言
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
韓国の文在寅大統領が、国内での新しい原発の建設を白紙化し、再生可能エネルギーへの転換で「脱原発」を進めることを宣言して、大きな話題になりました。
韓国では、原発が全発電量の3割を占めているのが現状。
まさに「エネルギー政策の大転換」となります。
液化天然ガス(LNG)や再生可能エネルギーによる発電を柱にする方針に、原発の代案としては不確実なのでは?と懸念する声もあるようです。
ですが、次の世代のために、原発に依存している他国に先駆けて、大きく舵を切った韓国の今後に期待したいところです。
- デンマークにある自然エネルギー100%、エネルギー自給率600%の島
自然エネルギーによる発電は「不安定」だというのが定説ですが、再生可能エネルギーへのシフトは、決して不可能なことではありません。
デンマークの小さな島、ロラン島は、自然エネルギー100%、そしてエネルギー自給率600%で知られています。
ロラン島は、その平らな地形のために、年間を通じて風の絶えることの無い島。
この島では、その風を利用して、風力発電を行なっています。
沖縄本島ほどの大きさの島に、人口6万5,000人が暮らし、600基以上の風車が稼働していて、その半数以上が島民の所有なのだとか。
ロラン島は、もともとは農業の盛んな島。
その農地の一角に「マイ風車」を建て、農作物を売るのと同じように、電気を売っているのだと言います。
個人がこのようにエネルギー事業に参加できるのは、デンマーク政府が、固定価格での全量買取を制度化しているからです。
ロラン島では、こうした取り組みが、1970年代には始まっていたと言いますから、その先見の明には驚かされます。
- 環境とのバランスを取りながら、個人も儲かるエネルギー投資の仕組みを
わたしたち、株式会社フィットが提案しているのも、個人が参加できる、低コストでコンパクトなクリーンエネルギー発電所です。
風が吹けば、住民が儲かるロラン島のように、環境とのバランスを取りながら、個人もちゃんと儲かる仕組みが必要だと思うのです。
フィットの提案は、家をひとつの「クリーンエネルギー発電所」として考えて、個人が創った電気で収益を上げられるようにすること。
その収入を住宅ローンにあてたり、地域内で消費できるようになれば、個人の生活が豊かになり、地方の経済も活性化するでしょう。
個人がクリーンエネルギーの発電システムを持ち、自分の電力は自分で賄うというライフタイルが、今後、定着していくと思うのです。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
2017/07/03