夢をかなえるゾウが教えてくれる「成功の秘訣」
2016/09/13
- 「夢をかなえるゾウ」
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
世の中には数多くの成功法則書が溢れていますが、そのひとつに2008年に出版された「夢をかなえるゾウ」という、ファンタジー小説仕立ての成功法則書を手にされたことはありますか?
大ベストセラーにもなったので、ご存知の方も多くいらっしゃるとは思いますが、「成功法則書」として、とても参考になる一冊なので、ご紹介したいと思います。
- ガネーシャが出した課題
ガネーシャという、現世利益をもたらす「富の神様」としてインドでとても人気のある、象の頭を持ったヒンドゥー教の神様がいます。
物語は、そのガネーシャが、ひとりのサラリーマンのもとに現れることから始まります。
「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」
そう言ったガネーシャは、様々な指南や課題を主人公に出していきます。
しかしガネーシャが出す課題は「靴をみがく」といった、成功と関係あるのか?
といった不思議なものばかりです。
「自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する」
ガネーシャはそう言うけれど、こんな課題をやっていて本当に成功できるのでしょうか?
- ガネーシャが教えてくれた、大切なこと
自分自身が変わりたいと思うとき、生活や人生を変えたいと思う時「意識を変えよう」と、
成功法則書では、よく語られています。
ところが、ガネーシャはこう言います。
「本気で変わろおもたら、意識を変えようとしたらあかん。
意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。」
「具体的な何か」とは何でしょうか。
たとえば、次のようなことは、多くの人が経験していると思います。
今日から勉強をしようと決心して、本を買い込み「積ん読」して満足してしまった。
これでは、勉強しようと意識をして本を買ってみたものの、実際の行動(=勉強)にまでは至っていません。
未来の自分に「期待して」読めると思って本を買い込む。
だけど、具体的に何かを変えない限り、想像しただけで終わってしまうことは多いです。
将来の成功した自分を想像することは、楽しいことですが、それだけでは何も変わっていません。
だからガネーシャは、意識を変えるのではなく「具体的な何か」を変えよ、と言うのです。
この場合の「具体的な何か」を例にすると、勉強をする前に、テレビは見ないように主電源を落とし、気が散ってしまわないように部屋を片付けておく。など、そういった「具体的な何か」を変えて勉強に集中できる環境をまずは、つくることではないでしょうか。
「成功の秘訣」は、数多くあると思いますが、こうした本来の目的を達成させるために「何をいますべきか」ということを考えて、ひとつひとつ実践し、積み上げていくことなのかもしれませんね。
「夢をかなえるゾウ」のお話には、このほかにも様々な「成功の秘訣」について語られています。
まだ読んでいない方や、すでに読まれた方も、ぜひいま一度手にとっていただいて、読んでみて欲しいと思います。
「成功」を理解するヒントが見つかるかもしれませんよ。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
2016/09/13