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『フラット化する世界』について (1)世界のフラット化が進むと仕事はどうなる?

2016/08/18

globalworld
グローバル化する社会にどのように対応するか?

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

トーマス・フリードマンは『フラット化する世界』という著書の中で、グローバル化、フラット化した今の世界の状況を予見しました。

(参照:トーマス・フリードマン著・伏見威蕃訳『フラット化する世界(増補改訂版)』日本経済新聞出版社・2008年)

 

今回は、この著書から、重要だと思われるいくつかのトピックを抜き出し、

これからの仕事、ビジネスの取り組み方について、2回に分けて、解説をしてみたいと思います。

私たちの仕事がなくなる!?
  • フラットな世界では、アメリカ人の仕事だというものなどない。ただの仕事だ。しかも、最も優秀で、抜け目がなく、生産性が高く、賃金が安い労働者のほうへ仕事が動いていく傾向が、日増しに強まっている。労働者が何処に住んでいようが関係ない。

 

ここではアメリカを例に出していますが、日本を含む世界中で、フラット化が進行しています。

 

これからはAI(人工知能)技術やロボット技術が取って変わるかも知れません。

 

このことを理解しているかどうかで、10年後の自分、家族の住む環境、生活の状況が変わっていくでしょう。

 

複数の収入源を持つことが、これまで以上に重要な時代となりそうです。

自分にしかできない、代替不可能な仕事に特化すること
  • 失われる仕事の大半は、インドや中国にアウトソーシングされて失われるのではない。

 

  • 「過去にアウトソーシングされて」失うのである。デジタル化もしくはオートメーション化されるのだ。受付嬢の仕事はインドに流れたわけではない。 過去に流れ、マイクロチップに収まっているのだ。

 

  • 世界のフラット化が進むと、デジタル化、オートメーション化、アウトソーシングできるものがどんどん増える。

 

  • フラットな世界には「代替可能な仕事と、代替不可能な仕事の二つしかない」

 

これからの仕事というのは、全てを自ら一人で行うのではなく、外部を上手に活用し、自分しかできないことに特化しながら、全体を効率良く伸ばしていくことが非常に大切となります。

 

アウトソーシングする場合、大切なポイントがひとつあります。

 

自分が理解できていないことを、他人に正しく指示することはできないということです。

 

まずは自らがしっかりと実践する中で理解してこそ、初めて効率的に指示を出すことができるようになります。

ミドルクラスに迫る危機
  • ミドルクラスの仕事は、経済的安定の基盤となり、政治的安定の基盤となっている。

 

  • 民主主義はミドルクラスが幅も奥行きもあるから安定する。

 

  • フラット化は、ハイクラスとロークラスの両極端が大きくなり、ミドルクラスが痩せていく。

 

かつて一億総中流といわれた日本で、ミドルクラス層が減少することは、国力の低下につながりかねない大問題です。

 

ミドルクラスが減少すれば、現在の税制や社会保障制度を維持することは、大変困難になると想像できます。

 

今ミドルクラス層にある人で、高付加価値な仕事や、代替不可能な仕事をしている人は大丈夫でしょうが、付加価値の低い仕事や、代替可能な仕事しかできないなら、ミドルクラスから転落してしまうリスクが今後高まると言えます。

 

繰り返しにはなりますが、自らの身を守る為にも、「稼ぐ力」の重要度は、さらに増していくでしょう。

子どもに何を学ばせるべきか
  • フラット化が進む世界で最も重要な能力は、「学ぶ方法を学ぶ」という能力だ。

 

  • 古い物事を行う新しい方法や、新しい物事を行う新しい方法を絶えず吸収し、独学する。今知っていることは、思ったより早く時代遅れになってしまう恐れがあるからだ。

 

フラット化が進めば、ビジネスや人材は世界規模で流動します。受験戦争に勝ち抜き、良い大学を卒業して大企業に勤めているからといって、安心できるとは限りません。

 

ノウハウは日々陳腐化していきます。時にはビジネスのルールが変わる場合もあります。常に学び続け、ビジネスシーンが変化しても適応できるような、応用力を身に着けることが必要になるでしょう。

 

子供の頃からお金のことを学ばせ、普段からお金やビジネスの意味を考えながら、お金を稼ぐということの重要性を、子どもにも理解させることが大切になります。

独創的な仕事にこそチャンスあり
  • ありふれた仕事ではないことをやっている人間や企業には、幾らでもビジネスチャンスがある。

 

  • 「外国人が左脳の仕事を安く出来るというなら、われわれアメリカ人は右脳の仕事をもっと巧みにやろう」

 

右脳=論理的、左脳=創造的と考える右脳・左脳論に当てはめると、右脳の仕事は、決められたことをシステマチックにやる仕事、左脳の仕事は、イマジネーションあふれる独創的な仕事ということになるでしょうか。

 

独創的な仕事ができれば、新たなビジネス市場や、他社にはない価値を持ったビジネスを造りだせるかもしれません。

 

これは普段のビジネスに取り組む姿勢にも当てはまります。

 

まず最初にお客様のことを考え、相手にメリットのあることを提案し続ける習慣ができれば、会社の中でも伸びることができるし、ビジネスも大きく伸ばすことができるのです。

 

常に市場やお客様のことを考え、求める以上の商品やサービスを提供すること。お客様にとって価値があるものを提供できれば、世界は、ビジネスチャンスにあふれていると言えるでしょう。

 

次回も引き続き、「フラット化する世界」の解説を続けたいと思います。

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

2016/08/18

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