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融資を受ける前に知っておきたい。信用情報と「クレジットヒストリー」について

2016/08/10

クレジットヒストリー(クレヒス)って何?

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

クレジットヒストリー(Credit History)とは、国内の金融機関で審査を行う際に参照している情報のことです。

 

金融業界では、通称クレヒス(以下、「クレヒス」と略します。)と、呼ばれている言葉です。

 

マイホームを建てたり、太陽光発電事業を行うにあたって、金融機関から融資を受けるので、その方の信用情報がチェックされます。

 

つまり、この人に「お金を貸して大丈夫かな」と確認をされる訳です。

 

「信用情報」という言葉は、一度は聞いたことがあるかと思いますが、個人の年収や住宅情報、勤務先等の属性情報及び、ローンや公共料金等の支払い情報のことです。

 

クレヒスは、その「信用情報」の中の一つですが、借りたお金をきちんと返済しているかという大事な情報です。

 

現在日本に3社(※)ある信用情報機関に、このクレヒスの情報は登録されているのですが、クレヒスが悪いと、融資の審査に通りにくくなります。

 

(※)日本国内の信用情報機関

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

株式会社日本信用情報機構(JICC)

全国銀行個人信用情報センター(JBA・KSC)

 

 

融資を受けて、事業をしたり、マイホームなどを購入しようと考えている人は、この「クレヒス」の内容に、十分に注意する必要があります。

どんな人ならお金を貸してもいいと思いますか?

金融業界では、一番大切な事は「借りたお金を期限内に返す」ことです。

 

お金を貸す側が一番気にしているのは、「この人(法人)に、お金を貸した後に破産しないかな」と心配しているのです。

 

つまり、「デフォルトリスク」=「貸したお金が返ってこなくなる」リスクですね。

 

もし、あなたが逆の立場で、とある人にお金を貸すことになった場合、どういう人だったら、安心しますか?

 

次の条件で、どの順番が安心するか、考えてみてください。

 

  1. これまで、一度もどこに対してもお金を借りた事のない人

 

  1. 毎月きっちり期限内にお金を返済している人

 

  1. 時々遅れる事もあるが、滞納無くお金を返済している人

 

  1. 以前はきちんと返済していたが、最近、返済が続けて遅れている人

(現在滞納無し)

 

  1. 現在、滞納中の債務がある人

 

この5つの条件からですと、(安心)2 → 1 → 3 → 4 → 5 (不安)の順番になるかと思います。

 

金融機関側としても、同様に考えていると思われます。

 

  1. は返済実績自体がないので、その人の職業などから判断することになるでしょう。

 

  1. は返済実績があり、お金に対しての姿勢がしっかりとした人とみられるでしょう。

 

  1. はお金に対して、だらしない人。お金を貸すには、何か条件が必要かも知れません。

 

  1. は最近、お金回りが上手くいっていないのでは? と疑われる人。少し調査が必要だと判断されて、すぐにはお金を貸してくれない可能性があります。

 

5.はお金を貸せません。と判断されると思います。

 

「クレヒス」というのは、客観的な情報として、毎月の返済記録などをデータとして蓄積しています。

 

つまり、毎月の返済をしっかりと行う事が、自分の「クレヒス」を磨く事になり、金融業界での信用に繋がっていくのです。

借金したことがないのに、審査に落ちる?

信用情報機関に登録される条件ですが、「クレジット」(借入)が発生した時点からとなります。

 

ちなみに、クレジット・カードを使って買い物をすることは、金融機関でいう「借入」になります。

 

平たく言えば、クレジットカード会社から借金して買い物をして、後でその会社にお金を返しているのです。

 

また、18歳未満の人は、クレジット・カードの取得資格がないので、信用情報機関に登録されることはありません。

 

つまり、クレヒスが登録されるのは、早ければ18歳からということになります。(但し、携帯電話も分割で購入すれば、18歳未満でもクレヒスに登録されます。)

 

ちなみに、大学の奨学金の場合は、授業料を借入するので、申込みを行った時点で信用情報機関には登録されますが、他の金融機関が参照した場合「奨学金」の借入金額については審査の対象からは外されるとのことです。

 

ということで、金融機関から、直接融資を受けたことがない人でも、クレジットカードを使って生活をしているのであれば、クレヒスに登録されています。

 

そして、このクレヒスが悪い(滞納が多いなど)のであれば、仮にこれから融資を受けたいと思っていても、審査が落ちる可能性があります。

 

また、「消費者金融(無担保借入)の記録の借入額が、申告年収と比べて多い。」「中高年以上なのにクレジットヒストリーが存在しない。」というのも、悪いクレヒスとなる可能性がありますので、注意が必要です。

日頃からお金に対して真面目に取り組むことが大事

このクレヒスですが、本人であれば、信用情報機関へ内容の開示請求が可能ですので、審査の結果で納得できないことがある、審査前に自分のクレヒスを確認しておきたい、という人は、開示請求をしてみるのも大事だと思います。

 

いずれにしても、融資を受けたいのであれば、日々の返済を滞りなく、確実に行い、自身のクレヒスを「良いクレヒス」として結果を積み上げていきましょう。

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

2016/08/10

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