みんなどうしてるの?サラリーマンの副収入事情
2017/05/22
- サラリーマンのお小遣いは、過去3番目に低い金額に
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
株式会社新生銀行による「2016年サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の平均お小遣い額は、37,873円だそうです。
これは1979年の調査開始以来、過去3番目に低い金額だとか。
物価の上昇が家計を圧迫するのを背景に、サラリーマンのお財布事情は依然厳しいようですね。
- サラリーマンのほとんどが増税への負担を感じている
消費税率が 8%へ引き上げられてから三年が経ちますが、増税への負担を感じている人は、男性会社員で 74.4%、女性会社員で 82.5%と、高い割合となっています。
2017年4月に予定されていた消費税 10%への増税は、2019年10月まで延期になりましたが、8%の現在もすでにほとんどの人が負担を感じているのですから、さらに 2%の上乗せは大きな負担となりそうですね。
ところが、「(10%に増税後の)お小遣いへの負担増をどのように軽減(対策)しますか?」という質問に対し、男性会社員では「特に対策は 講じない (今まで通り)」と答えた人がほぼ半数の 46.2%だったのです。
一方、女性会社員では、「お小遣い額を節約して対応」が最も高く、50.1%でした。
ここで面白いのが、20代に限定すると「収入を増やして 対応(副収入を得る)」と回答した人が、男性で 21.5%、女性で 18.3%いたことです。
この傾向は若くなるほど顕著で、年配になるほど何も対策しない傾向が強いようです。
- 6人に1人が何かしらの副収入を得ている
その副収入、給与以外に何かしらの収入を得ていると答えた人は、全体の 16.6%でした。
ちょうど 6人に 1人は、何かしらの副収入を得ているということになりますね。
では、その人たちは、どんなことをして副収入を得ているのでしょうか?
その収入源は、「ポ イント・アンケートサイト」が 55.2%と最も多く、その他「アルバイト・副業」、「株式投資」などが続きます。
年代別にみると、20 代・30代はそれぞれ21.1%、21.4%が副収入を得ており、40代・50代に比べてやや高めとなっています。
ただし、副収入額をみると、20代・30代よりも、40代・50代の方が高くなっており、40代・50代において「株式投資」、「不動産投資」の割合が多いことが起因していると推測できます。
女性会社員も、男性会社員とほぼ同様の傾向ですが、収入源における「ポイント・アンケートサイト」の割合が71.0%と高い点が特徴的です。また、男性会社員と比較して副収入額は低い傾向にあります。
株式会社新生銀行「2016年サラリーマンのお小遣い調査」より
この調査によると、6人に 1人と言っても、お小遣い程度に副収入を得ている人が多いようにも見えますね。
投資で収入を得ている人の中では、若い人では株式投資やFXの割合が高く、40代、50代と年齢が進むにしたがって株式投資と共に不動産投資の割合が増え、副収入の額も増えているのが面白い点です。
年を経るほどに投資で得る収入が大きくなっているのは、動かせる金額も大きくなるからでしょう。
20代に、小さな金額から始められるFXが人気なのも、頷けますね。
今後、増税に向けて「収入を増やして 対応(副収入を得る)」と回答した20代の人たちの多くが、投資を検討するかもしれません。
副収入を得る手段のひとつとして、投資はますます当たり前のものになっていきそうですね。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
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