物件オーナー様が考えるべき追加投資(購入)について
2022/12/05
- 追加投資(買い増し)のメリット
追加投資にはさまざまなメリットがあります。確認していきましょう。
1.収入が増える
追加投資することで収入を増やすことができます。まず、追加投資しない場合のキャッシュフローをグラフで簡単に紹介します。
上記の通り、最初の1年は頭金の支払いのためマイナスになり、またローン完済後はローン返済分がなくなるためプラス幅が大きくなります。一方、5年目に追加投資した場合のキャッシュフローは以下の通りです。
2棟目も取得時に大きな費用がかかりますが、その後は収益額が増えています。また、2棟目のローン完済後は手残りがかなり多くなることが分かります。
2.キャピタルゲインを狙いやすくなる
複数物件を購入することで、所有する物件の中から資産価値が増えた物件のみ売却するといった選択肢が取りやすくなります。結果、キャピタルゲインを狙いやすくなるのです。
3.リスクヘッジが可能になる
また、複数棟所有していることでリスクヘッジができるという側面があります。
例えば、ある物件が老朽化して空室率が高くなったとしても、他の物件で収益があれば対策を取りやすくなるでしょう。
水害や台風など、天災に巻き込まれてしまった場合でも、複数棟所有していると致命的なダメージを避けられる可能性が高くなります。
- 追加投資(買い増し)の注意点と対策
注意点と対策についても押さえておきましょう。
1.借入が増える
買い増しすることで借入が増えてしまう点には注意が必要です。
追加投資で借入を増やしたくないという方は、買い替えを検討するのもよいでしょう。
利回りや空室率の高い物件から低い物件に買い替えることで、借入を増やすことなく、手残りを増やすといったことも可能です。
2.キャッシュフローが悪化するケースもある
追加投資することでキャッシュフローが悪化してしまうケースもあります。
先程のグラフでは突発的な修繕費や外壁塗装など大きな費用のかかる修繕などは考慮していませんでしたが、複数棟所有することで、そうしたタイミングが重なってしまうケースもあります。
追加投資するのであれば、手持ちの資金を豊富に残しておくとともに、それぞれの物件についてより綿密にシミュレーションを作成しておくことが大切だといえるでしょう。
グラフでもお伝えした通り、追加投資(買い増し)することで収入を増やせるほか、さまざまなメリットが得られます。
注意点についてはしっかり対策しつつ、追加の物件購入を進めてみるのがおすすめです。
▼『フィット賃貸経営通信』12月号より
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2022/12/05