より高い利益率が上げられる方法
2015/10/06
- 小さな力で大きなものを動かす
経済記事や投資の書籍などでよく見かける用語“レバレッジ”。
聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。
“レバレッジ”は「てこの原理」と解説されることがありますが、
これでは少し説明が不足しています。
「てこの原理」とは「小さな力で大きなものを動かす」という意味です。
つまりは「小さな力(自己資本)」で「大きなもの(投資)」を動かすということ。
この投資に、さらに“他人資本”が関係することで、
初めて“レバレッジ(てこの原理)”が“効いた”投資となるのです。
今回はこの“レバレッジ”について、分かりやすく解説をしていきます。
- パターンA:レバレッジを効かさない投資
もしあなたが、2,000万円の自己資金を持っていたとします。
そこで、
●販売価格/2,000万円
●表面利回り/10% こんな投資商品を1つ、購入したとします。
この場合、表面利回りが10%なので、年間200万円の収入があります。
つまり、【自己資金2,000万円を投資して、1年で200万円の収入を得る】ということです。
- パターンB:レバレッジが効いた投資
パターンAと同じく、あなたは2,000万円の自己資金を持っていたとします。
そこで、先ほどと同じ投資商品を購入したとします。
(●販売価格/2,000万円・●表面利回り/10% )
ただし、今回はこんな投資商品を5つ購入!トータル1億円の投資です。
自己資金+金融機関からの融資で購入します。
一つの商品に対して自己資金を400万円ずつ投入(400万円×5=2,000万円)し、足りない8,000万円(1,600万円×5)が、 金融機関から融資を受けて調達した資金です。
この場合、表面利回りは先ほどと同じく10%なので、年間1,000万円の収入があります。
つまり、【自己資金2,000万円投資して、1年で1,000万円の収入を得る】ということです。
- パターンAとパターンBでは、得られる利益が大きく変わる
パターンAとパターンBでは
同じ2,000万円の自己資金を投 資したにもかかわらず
得られる収入に年間800万円もの差があ ります。
金融機関からの融資を利用することで(ここがポイントで す!)
得られる収入に、5倍もの差が生まれているのです。
これが 投資に「レバレッジを効かせる」ということです。
単に「2,000万円の投資で2,000万円以上の利益を生みますよ!」などという話ではありません。
お分かりいただけましたでしょうか?
ここでもう1点、補足のご説明を。
「パターンBは、8,000万円の融資を返済しないといけないでし ょ?」
そうでした。融資を借り入れたのであれば、返済が必要ですね。
この8,000万円ですが、年間の返済額を試算すると、約410万 円となります。
(25年返済・金利2%で試算)。
年間収入1,000万円から返済額約410万円を差し引いても、
約590万円が手元に残る計算になります。
パターンAの年間収 入は200万円ですから、上記の条件で融資を受ける場合は、
パ ターンBの方が賢い選択だと言えます。
手持ちの資金・手出しの 資金額が同じでも何に投資をするか?どんな投資をするか?で
得られる利益が大きく変わるのです。
- 大切なのは、自分の人生設計をじっくりと考えること
どんな方法で、何に、いくら、投資をするのか。
何年で元金の回収をしたいのか、いつまでにいくらの利益を得たいのか。
今の自分の状況には、どんな投資が合っているのか。
こ れは、一人ひとり異なっていると思います。
だからこそ、まずは情報収集をしたうえで「自分 の人生設計をじっくりと考える」ことが大切です。
これが定まれば、おのずと選択肢が絞られてきます。
投資の窓口では、その先にある豊かな暮らしや金銭的な豊かさがもたらす、
心の余裕やゆとりある時間、より豊かなライフスタイルをともに目指し、お手伝いさせていただきます。
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