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「ローリスク・ハイリターン」は実は危ないってホント? 知っておきたい投資の基本

2016/09/23

投資のリターンとリスクの関係、正しく理解していますか?

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

投資を検討している時に、「この商品はローリスク・ハイリターンだから安心ですよ」と、勧められた経験はありませんか?

 

詳しくは後述しますが、時おり耳にする「ローリスク・ハイリターン」は、投資の世界では、まずありえません。

 

日常会話で使われる「リスク」は、危険という意味で使われることが多いでしょう。

 

投資で言う「リスク」は、普段の生活で使う「リスク」とは、意味合いが異なります。

 

投資には、必ず「リスク」が伴いますが、この場合の「リスク」とは価格の上下の動きの大きさのことを指しています。

 

期待したリターン(収益)が予想を上回ったり下回ったりする可能性があることを意味しているのです。

 

振れ幅が小さいものはリスクが小さい、ということになりますし、振れ幅が大きいものはリスクが大きい、ということになります。

 

ただ、「ハイリスク・ハイリターン」や「ローリスク・ローリターン」といったことばには、具体的な定義はありません。同種のものや、違う金融商品と比べて、相対的にローリスク、ハイリスクと表現しています。

 

株式を例に見てみましょう。株価の変動率が10%の銘柄は、変動率50%のものと比べると、リスクが低い代わりにリターンも小さい、ローリスク・ローリターンです。

 

外貨預金を例にとると、アメリカ・ドルと発展途上国の通貨を比べた場合、金利が高い代わりに、値幅の上下動が大きく、政情不安がある発展途上国の通貨の方が、ハイリスク・ハイリターンといえます。

 

住宅投資を例にすると、同じ駅前に、新築ワンルームマンションの区分物件と、築40年の6室ある木造アパートがあるとします。この2つで比べると、空室リスクが低い代わりに家賃は1室分なので、ワンルームマンションはローリスク・ローリターン、木造アパートは、古くて空室リスクが高い代わりに、満室になれば家賃も6室分入るので、ハイリスク・ハイリターンといえるでしょう。

リスクを避けるか、リターンを求めるか

これまで見てきたように、ローリターンで良いのなら、リスクは少なくて済みますが、ハイリターンを求めるなら、ある程度のリスクを取ることが必要になります。

 

ローリスク・ハイリターンが、基本的にはあり得ないということもお分かりになったかと思います。

 

100%儲かるうまい話はまずありません。リターンが大きいということは、パッと見では分からなくても、リスクが潜んでいる場合があります。ハイリターンに惑わされず、きちんとリスク管理をすることが、資産運用には必要になります。

 

収益性を取るのか、安定性を求めるのか。自分に適した運用方法で、資産を増やしていきたいですね。

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

2016/09/23

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