メメント・モリ─ ポジティブに「死を意識」して、人生を思いっきり生きる
2016/07/25
- 日常の中で、死を意識してみる
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。今回は、敢えて少し変わった視点から、
日常の中で「死を意識してみるということ」について考えてみたいと思います。
- 志がある人と志がない人がいるのはなぜ?
作家ひすいこたろう氏が、著書『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』の中で紹介している弟子と師の対話を紹介しましょう。
「なぜ社会には、成功する人としない人がいるのでしょうか?」
「成功する人は努力をする。
成功しない人は努力をしない。」「ではなぜ努力をする人としない人がいるのでしょうか?」
「努力をする人には志がある。
努力をしない人には志がない。」「ではなぜ志がある人とない人がいるのでしょうか?」
「志がある人は『自分がいつか必ず死ぬ』ということを
ハッキリと意識している。志がない人は『自分がいつか必ず死ぬ』ということを
本当の意味でちゃんと向き合っては、意識していない。」
- 「死を意識すること」を利用して、後悔しないように生きる。
「memento mori (メメント・モリ)」という言葉をご存知でしょうか?
ラテン語で、「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味で、古代ローマの将軍が、戦勝後の凱旋の(有頂天になりがちな人生の絶頂の)時に、敢えて使用人に側で囁かせた、と伝わっています。
将軍は今日絶頂にあるが、明日もそうであるかは、わからない。
そこで「冷静な判断力を常に保つための警句」として使われていたのでしょう。
また、古代より「メメント・モリ」には、「我々は明日死ぬかもしれないのだから今を楽しめ」というアドバイスの意味もあったそうです。
普段から、ポジティブに「死を意識する」ことで、人生に本気で向き合い、思いっきり生きる!ということですね。
- もし明日、この世を去るとしたら?
もしも「自分の死期を知った上で人生を振り返る時」が来るとしたら、何を考えるでしょう?
実際には「もっと色々な経験を積極的にして、人生の中で冒険をしたかった」と後悔する方々が多いようです。
せっかくこの世界に産まれることができたのだから、いつかこの世を去っていくその時に「後悔」だけはしたくないですよね。
ましてや、いつ死ぬかは分からないのですから、「その時」はひょっとしたら、明日なのかもしれません。
「自分がもし、明日死ぬとしたら?」
そう考えると、「死を意識していなかった時」よりも、もっともっと思いきって、自分のやりたいことにチャレンジできそうな、ポジティブなエネルギーが湧いてきませんか?
今この瞬間にわたしたちがこうして生きているということ。
この、普段は忘れがちな「もっとも驚くべき神秘」を、感謝しつつ味わいながら、「生」というこの「可能性に満ちた冒険のチャンスの日々」を、思いっきり、愉しみましょう。
文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
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