見た目が悪くなるだけじゃない!賃貸物件における除草対策について
2023/07/10
- 夏場に増殖する雑草
所有物件の維持管理で大変なのが生え続ける雑草への対策です。草が伸びるスピードがはやく、つい1週間前に除草したのにすぐに雑草が生い茂る・・・といった事態も珍しくありません。特に、以前は草の生い茂る空き地だったり、畑や田んぼだったりした場合、雑草の繁殖はより顕著になるでしょう。
- 除草しないことで発生する問題
所有物件の雑草を除草せずに放置していると、どのような問題が起こるのでしょうか。
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内見時の印象が悪くなる
雑草が除草されていないと、内見の際に「きちんと管理されていない物件」という印象を与えてしまいます。せっかく部屋を気に入ってもらったのに、雑草が原因で入居が決まらないとなると大きな損失です。
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入居者からのクレームにつながる
また、雑草が放置されていると、以下のような問題が発生する可能性があります。
〇害虫の大量発生
〇防犯上の問題
雑草がはびこっている状態は、多くの害虫にとって快適な環境です。放置してしまうことで蚊やゴキブリが発生しやくなったり、毒を持つ毛虫やムカデ、ダニなどが入り込みやすくなったりしてしまいます。また、場所によっては生い茂った雑草に身を隠して不審者が侵入しやすくなるといった問題も起こりうるでしょう。
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このように、衛生面や安全面での問題が発生することで、入居者からのクレームにつながるだけでなく、最悪の場合は退去につながってしまうケースもあり得るでしょう。
最近は物件の口コミサイトなどもあるので、雑草が生い茂った状態のままだと「あそこは雑草を放置していていい加減だ」という良くない評判が広がってしまうことにもなりかねません。
- 実践しておきたい除草対策
賃貸物件の運用において、除草対策は重要なものですが、どのように対策すれば分からないというオーナーさんも多いのではないでしょうか。ここでは、具体的な除草対策をご紹介します。
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今生えている雑草への対策
今生えている雑草への対策としては、以下のような方法が考えられるでしょう。
〇芝刈り機で草を刈る
〇草を手で抜く
〇除草剤を散布する
芝刈り機を使って草を刈る方法は、道具の準備に手間がかかる一方で、短期間で広範囲の草を刈ることができます。対して、草を手で抜くのは手間はかかるものの、道具がいらないためすぐに対処でき、根からしっかり抜くことが可能です。また、除草剤を散布すれば手間なく広範囲を除草できます。ただし、強い薬剤を使用する場合は入居者のペットやお子さんに配慮した方法をとる必要があるでしょう。
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雑草が生えてこないようにするための対策
今ある雑草への対策と同時に、新しい雑草が生えてこないようにする対策も重要です。具体的には以下のような方法があります。
〇除草剤を撒く
〇防草シートを敷く
〇コンクリート舗装する
除草剤を撒くことで、今ある雑草に効果があるだけでなく、新しい雑草を生えにくくできます。
また、防草シートを敷くことで日光を遮り、雑草を生えにくくすることが可能です。しかし、比較的安価に対策できる一方でシートが破れるなどして雑草が生えてきてしまう可能性があります。その他、費用はかかるもののコンクリート舗装してしまえば雑草の心配をする必要はほとんどなくなるでしょう。
▼『フィット賃貸経営通信』7月号より
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2023/07/10