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家族承継 “賃貸経営”を 引き継ぐ3つの秘訣

2021/09/06

いざ引き継ごう、という時困らないように

コロナウイルスが賃貸経営に及ぼす影響は比較的落ち着いてきましたが、まだ先が見えない状況は続いています。将来の賃貸経営の見通しはオーナー様によって異なるでしょうが、先を見通すことで経営も安定し、より良い賃貸経営ができることは言うまでもありません。それは、これから経営を引き継ぐかもしれないご家族も一緒です。いざ引き継ごう、という時に必要な判断材料がなければ、感覚で経営をしなければいけなくなってしまいます。

賃貸経営を引き継ぐポイント

もう何年も賃貸経営をしている、というオーナー様にとって、賃貸経営の感覚は体に染みついているでしょう。今まで良い面もあれば悪い面も経験していると思います。だからこそ「これはやったほうが良い」「これはやらないほうが良い」など、伝えたいこれまでの技術も多くあるかと思います。そういった様々な対策を伝えることも大事ですが、その前に共有しておきたいのは「賃貸経営を将来的にどうするのか」ということです。良い、悪い、引き継ぎたい、引き継ぎたくない、の話をする前に、まず下記の3つのポイントを共有できているか、確認しましょう。

資産引き継ぎ3つのポイント

より良い次世代への資産引き継ぎの第一歩となるポイントを3つあげました。賃貸経営は立地や築年数、土地・建物の価値等によっても大きく変わります。これからの経営がどうなっていく可能性があるか、ということをご家族で共有することが第一歩です。

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①いくらで売れるのか?
・もし今売却すると、どれくらいの価値があるのか?

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②いくら残るのか?
・賃料収入から、借入・所得税を差し引く前の状態で、手元にいくらお金が残るのか?
※借入、所得税を差し引いて赤字の場合、あと何年赤字の状態が続くのか?

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③将来何ができるのか?
・あと何年貸せそうか?将来、建て替え等をした際に同じように賃貸で貸せるのか?土地として売却できるのか?・・・など

実は、事業引き継ぎの相談の多くは、『子供が引き継ぎたくないと言っている』『最近賃貸経営に興味を持ってきているが、うちの子にできるか心配』などのケースが多くなっています。まずはご家族と3つのポイントを確認していただき、共有できているか確認をしてみてください。ご家族での経営の見通しが見えてくるはずです。

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▼『フィット賃貸経営通信』8月号より
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2021/09/06

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