2021年 コロナ禍での繁忙期突入!オーナーが注意すべき5つのポイント
2021/03/29
- 注意すべきポイントを整理しました
2021年に入り、コロナ禍(緊急事態宣言下)での繁忙期に入りました。例年とは違う事態も起こっているのではないかと思います。今一度、繁忙期最中ではありますが、オーナーとして注意すべきポイントを整理します。特に、年末年始から1月にかけて、ご自身の所有物件への、入居者契約が進んでいないオーナー様、また進まない予測ができるオーナー様は、改めて取り組みの参考にして頂ければ幸いです。
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- ①入居者需要の波がズレる可能性
新型コロナウイルスによる影響から、法人、外国人、学生、短期賃貸などの一時賃貸ターゲットのニーズが減少し、さらに不況での、賃貸退去から実家に戻る、生活困窮者の急増などがあり、入居者需要が読みにくい市場になっています。退去する時期、入居する時期が例年と同じではないため、3月のピークに合わせず、出来る対策は早め早めに打っていく必要があります。特に1月はインターネット上での検索数は例年以上でしたが、賃貸店舗への来店に繋がっていないところが多くなっています。つまり、慎重に選びながら、自分の希望に合った物件が出なければ、来店・案内・契約に至らないという流れです。物件に対して、今まで以上に一つでも多くの差別化対策をお勧めします。
- ②コロナ禍での家賃戦略
新型コロナウイルスの感染拡大から、都市部を中心に新規入居の数が、例年より減少している関係で、家賃減額を進めるオーナー様、不動産管理会社が増えています。もちろん、安易に家賃を下げるのではなく、あくまで地域の他物件との比較が重要です。大きくは価値/価格です。比較した物件よりも価値が高ければ、家賃を高くしても問題ありませんが、大きな価値比較が無い、むしろ価値が低い状態であれば、家賃を下げざるを得ないのが今の現状だと考えられます。合わせて初期費用の見直しも一緒にお考えください。
- ③家賃発生日と入居可能日の設定
コロナ禍での繁忙期では、引っ越し予定日を明確にしている場合が増えています。ただし、物件探しについては、良い物件を探そうとするため、早めに探されるケースが多いです。お部屋探しから申込をするタイミングと、入居予定日の日程のずれから、家賃発生の期間がポイントになります。当然、入居者にとっては、良い部屋を早く見つけ、住んでいない期間は家賃発生しない、いわゆるフリーレントを求めます。もちろん、オーナー様にとってはいかに家賃未収受期間を減らすかが、ポイントになりますが、今回の繁忙期では確実に入居者を決める事が最重要です。その点で今一度フリーレントについて、再考され推進されることをお勧めします。
- ④家賃滞納対応
今後、入居者向けの各種支援制度の期限終了、また新たな申請が通らないケースも出てくると予測されます。賃貸管理会社経由などで、家賃保証会社を活用していれば、まずは必要最低限の対処はできますが、そうでないオーナー様の場合は、日々の家賃入金がされているかの随時確認が、とても重要になってきます。家賃滞納が発生したときに、まずはスピーディーに対応する事で、家賃滞納リスクを回避しやすくなります。ただし、このような対策を講じても、家賃滞納リスクをゼロにできるわけではありませんので、リスクヘッジを考えると、やはり家賃保証会社のサービス利用が最も有効と考えられます。
- ⑤入居者要望に対する即答環境
不動産会社経由でも、今後日々入居希望者からの要望があがってきます。今まで以上に強い要望がくる事もありますが、大事な事は早く回答する事です。イエスでもノーでも即答が大事です。入居者もその回答次第で次への行動へ移ります。もちろん、繁忙期であっても、例年の入居者需要が見込めない場合もありますので、日頃からどこまでの条件要望なら受入れられるかを、想定しておくことをお勧めします。
- コロナ禍だからこそ…
新型コロナウイルスにより、今回の繁忙期は、入居者需要が読みにくくなっています。これは、全国どのオーナー様にとっても同じ状況です。ひとつでも多く、入居希望者への要望を応えらえるべく対策が重要なポイントになります。リスク回避を行う環境も整えつつ、さらに家賃収入を維持拡大できる方法論を今一度考えてみてください。その行動や取り組みで、結果に差が出てくると思います。引き続き皆様のサポートをさせて頂ければと思っています。何か心配事がありましたら、ご相談頂ければ幸いです。
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2021/03/29