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「沈黙の法則」─ドリームキラーを要領よく避けて願望を叶える。

2017/01/06

「ドリームキラー」=夢を壊してしまう人

こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。

 

みなさんは、「ドリームキラー」という言葉をご存知ですか?

 

「ドリームキラー」とは、脳科学者の苫米地英人氏による造語で、文字通り「夢を壊してしまう人」を意味します。

親しい間柄でも、夢や願望を不安なものにしてしまう人がいる。

親しい友人や家族の間でも、大切な夢や願望のまだ小さな芽を、あざけりや嘲笑で台無しにしてしまう、ということはよくあるものです。

 

もしくは「それはやめたほうが良いんじゃない?大丈夫なの?」という会話も親しい仲ではよくされますよね。

 

多くの場合は悪気がなかったり、本当に「ためを思って」なのでしょう。

 

けれども、本気で叶えようと思うなら、そういった夢を壊す言葉を上手くかわして、願望を大切に守って育てることが大事な場合もあるのです。

議論を避ける、坂本龍馬の知恵。

故 司馬遼太郎氏は、著書「竜馬がゆく(1)」(文春文庫)の中で、

「議論をすること」を避ける知恵

について、次のように書かれています。

 

竜馬は、議論しない。議論などは、よほど重要なときでないかぎり、してはならぬ、と自分にいいきかせている。

もし議論に勝ったとせよ、相手の名誉をうばうだけのことである。

通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、負けたあと持つのは、負けた恨みだけである。

 

坂本竜馬は、きっと恨みをかうだけの議論よりも具体的な目に見える利や、事実をもって示す、という考えだったのでしょう。

「自分」というドリームキラーにも対策を

願望実現における成功哲学の権威、ジョセフ・マーフィー博士は、著書『あなたの人生を豊かにする』(産能大学出版部)の中で、思考というものは常に、ポジティブとネガティブ両方の側面を備えて浮かぶものだ、と述べています。

 

そして自分が意識的、あるいは無意識的に心の中でホンネで選んだ方が実現するのだと。

 

さてここで、盲点になりがちな、もう一人のドリームキラーについてみておきましょう。

 

それは、自分自身なのです。

 

願望を描き、それに向かう時、「これを実現したい!」と言った瞬間に、同時に頭を過る「そんなこと無理かもよ」という声。

 

『あなたはこうして成功する』の中で、ジョセフ・マーフィー博士は、このような否定的な考えが浮かぶ度にすぐに「no、そんなことは絶対にない!」と否定する、ということを「悪魔の声を打ち消すnoのテクニック」と名付けて紹介しています。

 

こうして願望へのエネルギーがプラスマイナスゼロになってしまうことを防ごう、という訳です。

「沈黙の法則」─願望の詳細に関しては周りには何も言わないでおくという知恵

また同様に、ジョセフ・マーフィー博士の書かれているもう1つのテクニックに、「沈黙の法則」というものがあります。

 

沈黙の法則を実行してください。

「誰にも何も言わない」ことです。ということは、もしあなたが計画、目標、あるいは人生の目的をもっている場合には、そうするのに絶対に必要な場合ーたとえばそのプラン、企て、あるいは事業に直接関係のある人以外には誰にもそれを言ってはならないということです。

 

(『あなたも幸せになれる』ジョセフ・マーフィー 著 桑名一央 訳 産能大学出版部より)

本当に何かを成し遂げたいなら「ただただ、それをやってしまう」こと。

「やろうと思ってやると、逆にできないよ。」と言うのを耳にしたことはありませんか?

 

例えばエスカレーターに乗るタイミングを決める、

あるいは跳び箱を向こう側まで必ず飛び越えると決める、そんな際の感覚でしょうか。

 

ベン・スイートランド氏は、著書『自己を生かす』(創元社)で、

 

願望実現の際には、それがうまく行くということが、希望とか憶測とか試みを飛び越して、あたかも自然な運命であるかのように捉える、そういったある種の絶対的な「意識の移行」あるいは先行的な「飛躍」のようなものがとても重要だ、と書かれています。

やりたいことに、100%のエネルギーを注ぐ

これらに共通する、夢を叶えるためのコツ。

 

それはきっと、本当に何かをやる時には「これを実現してやるぞ」という言葉を発する余地もないくらい、 100%の、集中的な力を注ぐことなのでしょう。

 

そして、周囲の人の「夢を壊す言葉」のために、そのエネルギーを漏らさないこと。

 

そうして願望が実現したら「次の目標も実現してみせるよ。内容は秘密だけどね」と、サラリと言って、さらに次の目標へと、颯爽と進んで行きたいものですね!

 

 

文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部

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