サラリーマンのための、実践・ピケティ理論
2016/03/18
- お金持ちになる方法を「習ったことがない」日本人
こんにちは。株式会社フィット「投資の窓口」編集部です。
お金持ちになれたらいいなと願いながらも、その方法がわからない。
資産を築く方法をイメージできない。
そんな人が多いのではないでしょうか。
そして、もしも宝くじに当たれば、お金もちになれるかも?
と、思ってはみるものの、夢を見ずに一生懸命働くこと、コツコツと節約する・・・
そういう人が多いと思います。
資産を築く方法がわからないのも、仕方がないのかもしれません。
日本の義務教育では、お金や経済について習うことはほとんどありません。
わたしたち日本人の大多数は、お金持ちになる方法を「学んだことがない」のが現実なのです。
- 貯金の好きな日本人、投資の好きなアメリカ人
アベノミクスに乗って投資をはじめる人も増えましたが、まだまだ日本には投資に抵抗がある人が多いと言われています。
日本銀行調査統計局の「資金循環の日米欧比較 」(2015年12月12日掲載)によると、
日本人の家計資産のうち、52.7%が現金や預金です。
一方アメリカでは、現金・預金は13.7%で、46.7%が投資信託や株式なのです。
大手銀行の普通預金の金利は、0.02% です。これでは、預金していても資産は増えませんよね。
さらには、つい先日、三井住友銀行が0.001%という低い金利の導入に踏み切りました(2016年2月16日)。
だからと言って、ATMの手数料さえ下がるわけではありません。
それでもまだ、預金を続けるメリットはあるのでしょうか?
- 給与の伸び率よりも、資産の成長のほうが早い
「投資は儲からない」と言う人の多くが、十分な知識も無いままに、ギャンブル感覚で投資をして失敗しています。大きなリターンを期待したい気持ちはよくわかりますが、それでは資産を形成するのは難しいですよね。
昨年、 トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本論」が話題になりました。
ピケティ氏の唱える「r>g」の鉄則、これは「資本収益率は経済成長率を上回る」というもので、
r(資本収益率)>g(経済成長率)
という不等式になっています。
「資本収益率」というのは、不動産や株などの資産が生み出す利回りです。
「経済成長率」は、給与所得の伸び、つまり賃金だと考えればわかりやすいでしょう。
つまり、働いて給与が上っていく伸び率よりも、不動産や株などの資産の成長のほうが早いということです。
ピケティ氏は、世界20ヶ国以上のデータを過去200年以上にわたって収集・分析した結果、
資本収益率は 4%~5%であり、経済成長率は1%~2%にとどまるとしています。
それなら、サラリーマンにもできる現実的なピケティ理論の実践として、
働いて得た給与から、ただ預金するのではなく、
預金の代わりに、4%~5%の利回りで資産運用する。
ハイリスク・ハイリターンの投資に手を出さなくても、
5%程度の利回りで運用できれば、これまで以上に資産を成長させることはできるという考えです。
たとえばインデックスファンドで分散投資した場合の利回りは、平均して5%程度だと言われます。
こういった比較的低リスクだと言われる商品を、検討してみてもよいかもしれませんね。
投資の窓口では、利回り10~11%の物件を中心に、不動産投資物件をご案内しています。
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文/株式会社フィット「投資の窓口」編集部
2016/03/18